お月見慶半(笑)

変な玉手箱みたいなのが豊臣秀吉宛てに届いたのだが、秀吉は出かけてたもんで、代わりに確認する半兵衛ちゃん。
実はその前に、前田夫婦から菓子の類が送られてくると慶次に聞いてたもんで( 慶次はこの時半兵衛の自室にいます)、それだと思って自室に持って帰ります。
帰ると慶次は厠にでも行ったのかおらず、なんだか暇だったし慶次が来る前に開 けてやろうと警戒なくオープンザ箱。
…する直前に慶次が帰ってきて、
「あれ半兵衛それなに?」
「多分君のとこからの贈り 物だよ。」
「えーおっかしいな、だって今日送って今日着くわけ…ちょっ待っ半兵衛 なんだこの煙?」
「…変わったお菓子だね…?」
「ぜってー違ううう!!!」
時既に遅し、半兵衛の部屋に撒き散った香炉の煙は、慶次が開けた障子からお外にモロ出し、主に訓練していた兵士にまで被害が及んだのでしたとさ。
で、自分と兵士にうさみみと尻尾が生えて困ったなんてもんじゃない半兵衛は事態を伝えるべく秀吉のところへ行こうとするのですが、原因を調べに前田家へ帰るという慶次と一緒に門を出て、それぞれ別の方向へ進み初めた途端、半兵衛ちゃん大泣き。
慶次も胸が引き裂かれそうになる感覚があり何故だろうと思っていたのですが、 いかんせん半兵衛のハートの方がひび割れたガラスだった。
しかも訳もわからず怒ってんのか困ってんのか悲しいのかめちゃくちゃに大泣き して引き返して来た半兵衛に馬ごと体当たりされ(慶次は松風をひいて歩いていた)ましたが、慶次の場合は近くのたんぼに犬神家したのみで無事でした。